こんにちは、ゼンアーキテクツ代表の三宅です。2025年6月19日に日本マイクロソフトと ASCII が主催する「第 4 回 AI Challenge Day」に参加し、弊社が構築した AI アーキテクチャを発表しました。本記事では、その概要と得られた知見をお届けします。
「AI Challenge Day」は、RAG(Retrieval-Augmented Generation)とエージェント技術を組み合わせた生成 AI アプリケーションの最先端を競うコンテストです。第4回となる今回は、12社のチームが独自のアーキテクチャを構築し、高度な課題解決力を競いました。詳細レポートは ASCII WEEKLYの記事: “買いたくなる体験”をAIでどう作る? ─ RAG×エージェントで火花を散らす12社の挑戦 もぜひご覧ください。
ZEN ではこのチャレンジを、高いスコアを獲得することよりも新技術の検証とリファレンスアーキテクチャを構築することを目指していたため、あえて全てのデータソースに MCP(Model Context Protocol)を全面採用したアーキテクチャ構成を選択しました。
限られた時間でしたが LLMOps による自動化された動作検証を実現しつつ、Azure のサーバーレス技術を活用してコストとスケーラビリティの両立を目指しました。結果として、革新的な試みが評価され「ブレイクスルー賞」を獲得することができました。
今回の挑戦を通じ、限られたリソース下でも柔軟に発想を転換し成果を出す力こそがゼンアーキテクツの強みであると再認識しました。今後も Azure や生成AI を駆使し、最前線の技術検証を継続してまいります。 MCP 周りの知見についてはチームメンバーから何らかのフォローアップがあるかもしれません。引き続きご期待ください!